震災から5年が経ちました
あの日 私は会社で経理計算をしていました
突然の揺れ 社員を全員避難させた時 空から雪が降ってきたのを覚えています
そして 原発の爆発・・・
会社は今も稼動出来ています
震災の名残としては 建物のなかにところどころあるヒビくらいでしょうか
国はこの5年で19兆円もの復興予算を付けました
その結果 福島に出来たものは コンクリートの堤防と高台の宅地
そしてわざわざかき集めた放射性廃棄物の山です
数兆円掛けて なんの生産性もない公共事業を続けてきました
うちの会社の裏にも 仮置場があります
私は原発反対でもないし 放射能がどうとか言うつもりはないです
被災した方々も大変だと思います
でも経営者の端くれとして 又福島県民として これだけは言いたい
全国民の血税を 被災した福島県民は心して使っているのか?
被災者だから貰って当然とか思ってないか?
予算が付いたから使い切っちまえとかなっていないか?
本当に必要な企業や人へ 予算が使われていないような気がします
また土木工事が終わって 堤防と高台だけが残ってもそこに仕事が無ければ人は住めないし暮らせない
人口流出のほとんどは若い世代です
会社で働く人は減り いたずらに除染作業の賃金が引き上げられ 中小企業には求人すら来ない状況です
今のままでは 5年後の福島は老人と放射性廃棄物だけの県になるのでしょうね
会社も地域も国も 10年、20年先を見ていかなければいけないのでしょう
またそこに暮らす人たちも・・・・
ある浜通りの経営者がこんなことを言っていました
被害者と被災者は分けるべきだと
原発や津波被害を受けた人は被害者(特に若い人)
一時的な賠償金を貰い あとは自分達でやり直す
年齢的にも環境的にも厳しい人たちは被災者(高齢者など)
継続的に国などが支援する
何をもってしてすみ分けするかは難しいと思いますが ニュアンス的には私も同感でした
私はTVなどの放送で「福島がかわいそう」的なものを見ると少し腹が立ちます
もうそろそろ自立しようぜ 福島!
5年も経ったのなら 自分たちの事は自分達でやろうぜ と私は思います
by 社長